炊きたての新米を塩おむすびにしたら、おむすびを画像におさめるまえに、既に子どもたちのお腹におさまっていた。
何よりのごちそうだ。
実は我が家には炊飯器が無い。
独身の頃は炊飯器で炊いていたけれど、鍋の方が楽になり、以来そうしている。
それが役に立ち、電気がなかなか復旧しなかった東日本大震災のときに、オール電化の家に住む同僚宅をまわって、ご飯を炊いてあげたっけ。
ご飯が美味しければおかずは質素でも良い!
という気持ちで、奨学金の返済で毎月貧乏だった社会人になりたての頃を乗り切った。
とにかく生活が苦しい家庭に育ったので、とにかく自活したい、大きな買い物はものすごく慎重、後ろ向きでいいから、慎ましい生活が出来るようになろうと思ってきた。
…そんな私だけれど、実は先日、一大決心をした。
家を購入することに決めた。
…とても迷った。
生活費の試算のために何度も電卓とにらめっこした。
絶対に無理、というわけではなさそうだった。
先日の日記で、私がシングルマザーと分かるなり速攻で撤収した住宅営業の人のことを書いたけれど、今回ご縁あって担当してくれた別な会社の方は、何度も試算を出してくれて、こちらが不安なことを列挙するとそれに対してたくさんの資料を集めて教えてくれた。
家があれば全て幸せというわけでも、マイホームがゴールではないのも重々分かっているけれど、何となく、このチャンスに乗ってみたい気がした。
子どもたちと3人での暮らしは永遠ではないから、今をめいっぱい楽しめるようにしたいと思ったからだ。
営業の人には気をつけろ!と常々警戒しているが、今回はその方々となら人生の一大イベントの買い物をしても良いと思えた。
こちらも本音をぶつけているが、その都度本気で色々対応してもらえて、とてもありがたいと思った。
あとは私が、頑張るのみ、だ。