タイトル…懐かしいフレーズだ。
このセリフを言っていたのは誰だっただろうか。
トレンディドラマのうっすらの記憶しかない。
でも、大切なことだ。
愛があるから良いものが生まれる。良い方向に向かったり育ったりする。
仕事もそう。
つまんない、やっつけだ、どうせ無駄だし、みたいなことばかりだと、良いものは生み出せないと思う。
以前エンジニアの端くれのような仕事をしていて、今は別な仕事をしているのだけれど、その中で、少し悲しいことがあった。
とあるシステムで、「ログオン」画面から入るのに、中の画面から外に出るときのボタンが「ログアウト」になっていた。
ログインするならログアウト
ログオンするならログオフ
対になることばは決まっている。
個人的に、こういう「ねじれ」は些細だがとても気になってしまう。
当然、ログオフだろうがログアウトだろうが結果は同じなので、ことばだけの問題ではある。
けれど、違和感はある。
それで対価をもらう以上、細かいところに気を遣うのは当たり前だと思う。
そこで、そのシステムを作った人に聞いてみたら、しばし困った顔をしたあとで逆ギレされてしまった。
おれ、どうせ英語できないし!
日本語も不自由だし!
…と。
さらに
どうせこんなもの、さほど使わないんだし!
そんなところに気を回すなんて、ヒマだなぁ!
面倒なこと気付かなくていいのに!
…と。笑われた。
悲しい。
愛情とまではいかなくても良いけれど、自分が生み出すものに対して細部まで気を配ろうとか、使う人のことを考えて丁寧に作ろうとか、そういう気持ちがないんだな、と、結構がっかりしてしまった。
そういう心構えになるまでの紆余曲折は知らないけれど、私はああはなりたくない。
ここ最近、細かく全てその通り書くことは出来ないけれど、上に書いたような仕事での悲しい出来事が続いて、大分がっくり来ている。
愛、というか心が冷える仕事をするのは、辛い。
どんな仕事でも、何かしら相手に喜んでほしいと思うのになぁ。その考えは甘いのだろうか。
今日は休みだから、一旦忘れて家の片付けをして冬支度をしようと思う。