今週のお題「そうめん」
小学生の頃、教科書で読んであこがれたレシピ。
もはや何年生だったかも、何というタイトルの話だったかも忘れてしまったけれど、唯一覚えているキーワードが、本日のタイトル、ソーミンチャンプルー。
確か、主人公の男の子が家族と海の近くにキャンプに行って、ソーミンチャンプルーを作って食べて男同士?家族同士?の絆みたいなものを感じるような、大ざっぱに言うとそんな話だったと記憶している。
そこで唐突に出てきたソーミンチャンプルーは、確か、茹でたそうめんにツナ缶と何かを混ぜて炒めた料理だった。
文章で綴られた食べ物の描写は、映像よりも強烈に心に残るときがあるけれど、このレシピはまさにそれだった。
そうめんはめんつゆで食べるという、こどもの頃の実家での確固たる価値観をひっくり返すレシピに感動して、休みの日に親に台所を使わせてもらって作った記憶がある。
ツナだけだとさみしくて、ピーマン(赤と緑)を拝借して自己流で足したのも覚えている。
初めての時は油が少なすぎて、そうめんは焦げ付いたりくっついたりして、チャンプルーから堅焼きそば方面に迷走してしまった。
それでも味は素朴で美味しかったので、繰り返し作って自己流レシピにまで落とし込んだのに、そういえばすっかり忘れていた。
久々に作ってみようかな。
そうめんが美味しい季節もやってくるし。
…余談だけれど、個人的には、そうめんとめんつゆの組み合わせの時は、薬味がないとちょっと飽きる。
ミョウガとかネギとかショウガとか。
もしくは激辛にしたりとか。
一方こどもたちは、そうめんとめんつゆの他に邪魔が入るのは嫌みたい。
そういうメニューも楽しめる夏がもう少しで来るんだなぁ。今年も。