ハイビスカス。
しばらく花が咲かなかったけれど、肥料をやり、気長に世話をしていたら、ここ数日ポンポン花を咲かせてくれている。かわいい。
たった1日しか咲かないのは儚いけれど、鮮やかさに癒やされる。
そんなハイビスカス、今朝久々に外に出した。
台風で飛ばされないよう、玄関へ避難させていたからだ。
岩手に台風が来るなんて、めったに経験ないので、来る前から戦々恐々だった。
前回岩手に上陸したときは、恐怖のあまり、早退してしまったっけ。そして、当時の義母の誘いを受けて子どもたちと一緒に義実家に泊めてもらった。
その早退はあとから思えば賢明な判断だった。
周囲に「MAKRURYさん、大丈夫だと思うよ?今までも岩手は台風って大したことなかったもの!」と笑われたのだけれど…
いつも通り帰宅していたら暴風で運転どころではなかったし、義実家に行っていなければ、当時の家の前の道が冠水してしばらく家を出られなくなっていたのだった。
翌日、県内の老人ホームで何人もお年寄りが命を落とすなど、大きな被害が出たことも知った。
…そんな記憶があったから、今回も上陸する数日前から内心オロオロしていたけれど、数年前よりさらに落ち着いて行動できた。
怖いと思うことは悪いことじゃないのだ、と私が私の気持ちを許して、割り切れるようになったからかもしれない。
子どもたちを守ることが出来ているのは、この怖がりのおかげでもあるのだから。
…こんな風にポジティブにまとめようとしているけれど…
今日の昼間、ゲリラ豪雨が起きたとき、会議中だったのに耐えきれなくなり、平謝りして猛ダッシュで窓がない部屋に逃げた私は、いい大人なのにホントにダメだなぁと反省した。
「MAKRURYさん、雷だから怖いときはいつでも中座していいから!」と言ってくれた会議のメンバーに、泣きたくなるほど心から感謝した。
そう言われたおかげでホッとして、すぐ気を取り直して会議に戻ることができて、きちんと役割を果たせたので、良かった。