今週のお題「復活してほしいもの」
昨日の日記で容態が悪いと書いた母の母、私の祖母は、幾分元気を持ち直したらしい。
今朝は、体を起こして母が話しかけたら、唐突に
「ヤクルト飲みたい」
と言い出したのだとか。
「毎朝の日課を突然思い出したようだ、しかし私のことは誰か分かっていないような気がする。」
と、母からはラインがあった。
それを聞いて、何か励まそうかとも思ったが気の利いた言葉が浮かばず、
「おお!いいなー私もヤクルト飲みたいなー」
と返してしまった。
その返事に気が抜けたらしい母からは、ずっこけたスタンプが送られてきていた。
ずっと張り詰めると疲れるから、たまに間抜けなくらいが今はちょうど良い。多分。
そんなこんなで今週のお題の復活してほしいものは、祖母の元気だったり、記憶だったり、色々やはり祖母にまつわることが第一に思い浮かぶ。
その中で芋づる式に記憶の片隅から思い出した食べものがあった。
ものすごく記憶はおぼろげなのだが、黄色いパッケージの板状のチューインガム。
フルーツを盛り合わせた絵が描いてあり、バナナのような桃のような、エキゾチックな味がするロッテ(多分)のガム。
何故か鮮明に祖父母宅で食べた記憶が蘇ってきた。とても美味しかった記憶がある。
その後しばらくして、彗星のように現れたマンゴスチンガムも好きだった。
…こうして振り返ると、子ども時代は嫌なことばかりではなかったのかもしれない。
私は割と過酷な経験が多いらしく、どうしても、両親の離婚とか父方の祖父母や親戚の嫌がらせとか、嫌なことだけに記憶が残っていたが…
…何やかんや、ワクワクしたりおいしいと感じたり、誰かと笑ったり、していたんだな。
ニコニコして見守ってくれていた大人もたくさんいたんだな。
この数日、そんなことを度々考えている。