近所の竹林。
タケノコが、毎日見る度ににょっきにょき伸びていて、これぞまさに破竹の勢いだなーと思っている。
近くにはドクダミが生えており、さらにはシロツメクサも生えていて、生命力が強靱な植物の、血で血を洗う(実際には血はないけれど)縄張り争いを日々眺めるのが日課になってしまった。
タケノコは土地の持ち主が定期的に刈っているらしいけれど、3日もすればまたにょっきにょき。
細めのタケノコたちがアスファルトの部分にも侵食してきて、アスファルト?んなもん知るか!といわんばかりに突き破っていた。
子どもたちもそれが気になるらしく、オレもあのくらいのスピードででかくなりたいなーと言うのだが…
大人になった身としては、子どもの立場を思い切りゆっくり楽しんだら良いじゃん、と思う。
ちなみに、竹は、数十年に一度しか花を咲かせないのだとか。
花を咲かせると、その後一斉に枯れてしまい、再生するまでそれなりの時間を要する。
なので、竹が枯れるのは不吉なことが起きる予兆なのだと亡くなった祖母は言っていた。
岩手の北部の町で竹が枯れたニュースを聞いたのが令和元年ごろ。
何かかなり大変なことが起きるのでは、と祖母が静かに言っていたその翌年、コロナ禍。
…果たして偶然だったのか、それとも…。
いずれは枯れて再生してを繰り返す定めではあるので、たまたまだった、と思うようにしている。