遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

少数派だからこそ負けたくない

最近、職場の上層部の人たちが、こそこそと繰り返し会議をしている。

私はまだまだ下っ端だけれど、そういう空気を読む力は、社会人経験を積む中でまあまあ身についてきているので、これは、近日中に、何かがあるのだろう、と思う。大きな変化が。


迷走する職場の方針に異を唱えてどんどん人が退職していく時期が続いて、辞めていく人たちをたくさん見送った。

「残った人間はろくでもない奴らと思われていたらいやだなぁ」、とか、「新しく踏み出せない自分は意気地無しなのかな」とか思っていたけれど、永遠に今のメンバーで同じ仕事を日々続けていくなんてことはあり得ないわけだから、「とりあえず耐える」「時期を伺う」のもまた、一つの生き方で選択肢なのだと、割り切ることにした。


圧倒的に男性ばかりの職場。

独身時代は、12/26のクリスマスケーキになるなよ、と急かされ、
結婚したら、妊活は企画書を出してから、妊娠は上司の決裁を受けてから、とからかわれ、
3人目が出来たら空気読んでやめろと言われ、

それでも聞こえないふりをして、楽しく暮らすためにお金を得るのが仕事の目的と割り切った時期もあった。

それらを全て通り過ぎたら、リモートワークにも寛容で、シングルマザーでもリーダーをやれる位置に立っていたし、かつてひどくからかってきた人たちはほとんど定年退職していった。


女性、子持ち、シングルマザー…職場で少数派な要素ばかり持つ立場なのは相変わらずだけれど、分かってくれる同僚や上司も少なからずいて、前のように、からかわれっぱなしの弱い私でもなくなりつつある。

今のところ、職場の変化の兆しは、まだ不確実な「予感」でしかないけれど、職場に限らず、社会や時代や色んなことが変わっていく中で、自分は自分だ、と、芯を持って凛と立っていられるようでありたいなぁと、改めて思った。