遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

雷恐怖症のその先と向き合う

今日は暑くて青天が朝から続いていた。

こうなると、私は、雨が降ったらどうしよう、雷が鳴ったらどうしよう、という気持ちがムクムクと湧き上がってくる。


雨が降ってから考えたら良いのに、体が勝手に怖い怖いと言い始めてしまう。


少し前までは、雨なんて大丈夫!みたいな心持ちだったのに、ふとした拍子でコインがひっくり返るかのように、怖い怖いと思うのは、我が身ながら本当に情けなくて悲しい。


そういうとき、以前ならば狂ったように天気予報を見ていた。(今もだが)
でも、ほんの少し、周りを見られるようにはなった気がする。
私が怖さから、明日世界が終わるかもしれないかのような心待ちで何も出来ず立ち尽くしている時も、たいていの場合、学校や会社は何事もなく始まり、終わる。

剣道の稽古も、みんなきちんと道着を身につけて、粛々といつもの流れで稽古をしている。
その傍らで、保護者たちはタイムキーパーをしたり、竹刀の在庫を見たりしている。

隣の家の一人暮らしのおばあさんは会うと必ずニコッと声をかけてくれる。騒がしくてすみません、と謝ると、子どもたちの声が聞こえると安心するよ、と言ってくれて、もし災害とか何かあったら、助け合いましょうねと言い合うほど仲良くなった。


この、何気ないけれど、私以外がみんな普通に穏やかにいつもの暮らしをしていることが、前は、孤独感をますます強めて、結果として雨や雷への恐怖を増強させていたのだが、今は逆に安心する。
私の心の中は嵐でどうしようもなく荒れているのだが、それを気にせず笑いかけてくれる人たちがいると、私も「そっち側」の気持ちでいいのかなと思える。
そういう人、時間が、身の周りに増えたからかもしれない。


離婚して引っ越して家を建てて、かれこれ今の街に暮らして5年目。ひとりぼっちじゃなくなったことがありがたい。

すぐには萎まない雷や雨への恐怖感は、未だに私を振り回すけれど、薄紙をはぐように、良くなって言ってくれるのだろうか。

そうだったらいいな。