先日のバリウムを飲んだ胃のX線検査で、所見が見つかったと手紙が届いた。
分厚い紹介状がくっついていた。
昨年は大腸がん検診で所見ありと言われて結局何ともなかったのだけれど、その時より今回の方が妙にショックだった。
健康診断の結果票に「病変」の2文字があったから。
要は、体の中に普通はない何かがある
ということなのだが、熟語で書かれると怖いものだなぁと思った。
ここ最近のついてなさも相まってガックリショックを受けてしまい、仕事が手につかなくなったので、合間を見て忙しくない日に早退させてもらい、近くの医療機関を受診した。
熱はない。風邪症状もない、健康診断の結果を持ってきた、と言うと、すんなり初診で入ることが出来た。
コロナ禍でも健康診断をきちんとうけるのは大切だからね、と先生は言っていた。
そんなわけで、前の日から準備をしていざ胃カメラ。
麻酔は少しかかっていたものの…ちょっと嘔吐いてしまい、先生に謝られたけれど多分それは私のせいだよなぁと思った。
看護師さんがずっと背中をさすって支えてくれて、何だかとてもありがたかった。
結果的には、何ともなかった。
予想通りのような、予想外だったような。
何ともないと分かったときは妙に嬉しかった。
もし何かあれば、子どもたちはどうしよう…とぼんやり不安だったので、じわじわ安堵した。
帰宅したら、長男がカマキリのために蛾をつかまえて、食べさせていたところだった。
カマキリも、餌を食べれば、体の中をエサが通り抜けていき、最終的に消化されてフンが出てくる。
胃カメラで見た体内を思い出しつつ、カマキリの体にどんどんエサが流れる様をぼんやり眺めた。
その後、とにかく疲れてしまい、ひたすらゴロゴロしていた。
寝ても寝ても眠いのは、疲れているのか、それとも大雨などの辛いことからの現実逃避なのか。
単に、車の修理の目処が立ち、胃カメラも終わり、ここ最近の懸念事項が少しクリアされたかだと思う。気が抜けた。
休めるときに休んでおこう。