遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

強くあれ

剣道の先生から、少し前に剣道っぽいお菓子をいただいた。


中身はこんな感じ。


長男が食べたので味は分からないけれど、美味しかったそうだ。


今年は稽古納めを既に終えて、家で素振りをしている息子。

明智光秀になりたいと言って始めた剣道、丸2年が経ち、大分様になってきた。

岩手県内だと、盛岡や花巻に強い道場が割とあるのだが、ここ数回の大会ではかなりの確率で相当強い選手との対戦を繰り返していて、都度悔し涙を流している。
それもまた、学びだ、と思う。


同時にサッカーにもハマっていた息子なのだが、学校でのサッカーでは相手に容赦なく当たりに行ったり、位置取りや言葉の応酬で一触即発の状態になったりすることもあったらしい。


一方、剣道では、今はコロナ禍。
鍔迫り合いや膠着状態を続けすぎると反則で最悪は一本取られてしまうし、言葉で挑発しようものなら、礼儀を欠くので下手すると不戦敗となる。


サッカーと同じような心持ちで稽古へ行き、練習試合で粗暴な振る舞いをして先生に厳しく指導されていることもあった。

どちらがいい悪いという話じゃない。
サッカーと剣道では背景にある前提が違う。
剣道でその振る舞い方ではだめなのだ。
技以前の問題で、強い選手に勝てないに決まっている。


傍で見ていて、何やってんだバカバカ…と内心思ったけれど、そこはまだ子ども。切り替えがうまくいかなかったのだと心の中で言い聞かせ、私はあまり強くは叱らなかった。
でも、大分本人が反省していた。

タグラグビーもやるようになって、スポーツごとに、守らないといけないルールがあることを、少しずつ体で覚えつつあるから、叱られた意味を理解したのだろう。

そして、スポーツの背景にある文化や歴史も知りたがるようになってきた。
色んな要素からスポーツのルールも生まれているのだと、ちょうど学んでいるところなんだろう。とても大事なことだ。



年明けには大会がいくつか控えている。

団員不足で、4年生だけれど5、6年生の部の団体戦に出る試合もあり、きっとまた順風満帆ではないだろうが…

勝っても負けても、強くあれ、と思いながら、見守る。