遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

ママ友という関係性は苦手

私はかなり人付き合いが下手な方だと昔から思う。

小中学校では、仲良しの友だちが数えるほどしかいなかった。
高校は自分ひとりだけ盛岡の高校へ下宿しながら通っていたので、地元の友だちはいないし新しい友だちもなかなか出来なかった。

そんなわけで、人見知りが板に付いてしまい、大学では、ドラムを叩いているときとお酒を飲んでいるときと、ロシア語か英語を介しているときだけは親しく話が出来たけれど、その後は夢から覚めたかのごとく無口、という有り様。

そうこうしているうちに私の体はお酒を徐々に受け付けなくなり、注射の前のアルコールですら拒絶する体質になった。
辛うじて手指消毒はできているが、人見知り回避ツールを1つ失ってしまった。
 

そんなままで大人になったので、ママ友作りというのは私の人生の中でかなりハードモードのミッションだと思っていたし、今もそう思う。


息子たちが保育園在園中は、なるべく目立たない、役員や仕事は頼まれたら断らない、挨拶は絶対しっかりする、を徹底していたが、それでも誰の親か分からない保護者に謎の絡まれ方をして、家でべそをかいたことがあった。
大人げないが、攻撃的な人は苦手なのだ。数日は立ち直れない。


小学校は、離婚を機に引っ越したので、親子ともども初めから完全アウェーだった。
なので、保育園時代の対応を踏襲した。
積極的でも消極的でもないというスタンス。
役員はやりたい人が過多でならなくて良かったので、毒にも薬にもならない存在に徹していた。


そんなある日、長男は剣道を習いたいと言い出し、次男は英語を習いたいと言い出した。

学校以外のコミュニティにも出て行くのは、さらにエネルギーを消費するのでひどく躊躇ったけれど、私の都合で彼らの望みを叶えないのはどうだろうと思い、勇気を出して突入した。


最初数回は胃が痛くてたまらなかったが、どちらも優しい保護者の方々ばかりで、深掘りはしないけれど放置もしない、良い感じの距離感でお付き合いが出来ていて、非常にありがたいと思う。


そんな中で、裏表なく話が出来て、たまに連絡を取る保護者の方々が少数だけれど出来たので、私の経験値が上がり、大人になれたのかなーと嬉しく思う。


それでも、ママ友、というステータス?名称は相変わらず苦手だから、そんな風に形を決めずに、無理せずに、とにかく周囲と良好でストレスの少ない関係作りをしていきたい。