遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

花や昆虫に負けた気分


昨夜の深夜の雷雨2連続には心底参った。

23時くらいに布団に入り、うとうとして、ふと目覚めた午前0時。

外ではゴロゴロと迫ってくる雷の音。
明るい空。

案の定怖くなり、イヤホンをして、バスタオルや綿の布団で耳を塞いだ。

子どもたちは熟睡。うらやましい。


こういうとき、イヤホンからは、普段一切やらないのに、とにかくうるさくて気が散るものをということで、パチンコの実戦動画を流してしまう。

そうして、雷や何かに怯えるたびに時々聴いているうちに、どうなると当たるのか、いよいよ音や雰囲気で覚えてきてしまった自分が悲しい。

しかし、一度友だちに連れられて実際の店舗に行ったら、お金はもったいないし、何よりも光と音で30分も耐えられず酔ってしまったから、実際にやるより動画を見るくらいがちょうど良いと確信している。


話は逸れたが、海の生きものたちの挙動に気を逸らしつつ体を固くしてひたすら耐えていたら、雷雲は去って静かな夜が戻ってきた。


やっと眠れる…と思って、睡眠用BGMへと切り替えて、ようやくうとうとした約一時間後。3:00過ぎ。

第2波が来た。

それも、第1波よりかなり激しい雷雨が。

これには参った。

イヤホンや耳栓代わりの布をしても、地鳴りのような雷鳴が体に感じる。

近い。雷。強い。雨。

それでも起きない子どもたちは心の底から尊敬する。

深夜なので誰かに泣きつくことも出来ず、ひたすらまた体を固くして、大丈夫大丈夫大丈夫とつぶやきながら、再度BGMをパチンコ動画に切り替えた。


動画では何やら赤い魚とサムという男性が出てきたことに喜んでいたが、こちらはそれどころではない。


文章や文字にするとうっすら余裕を感じるが、これは無事に乗り越えた今だからそうなのであって、苦しい真っ只中では、声すら出ない。このまま明日は来ないかもしれないとすら思ってしまう。


ようやく雷や雨が去り、自分の心の状況も落ち着き、鳥の鳴き声が聞こえだした頃には、空は白んで、時計は4時をさしていた。

ついに眠れなくなったので、眠ることを諦めて本を読み、でも仕事に備えて横になっていた。


そしてのろのろ起き出して玄関と庭へ行くと、庭ではハイビスカスが4輪も咲き出していて、玄関では飼っているカマキリが脱皮してきれいな緑色で輝いていた。
ねぎらいを込めて、蝶を捕まえて、食べさせた。


それにしても、昆虫や花が雷にも雨にも負けていないのに、私ときたら何と情けない…とヘコんだ。



…ひたすら長い夜だった。


まとまった睡眠時間わずか2時間で仕事へ行った結果、午後は使い物にならない時間が15分ほどあったが、どうにか誤魔化して夕暮れを迎えて今に至る。(ちゃんと働けたことに驚き)



ここ最近、何だかいよいよ雷や雨の恐怖症ブログみたいになってきてしまっていて悲しいが、これが今の私なので、仕方ないのかもしれない。

いつか読み返して笑える日が来るだろうか?

そうであることを祈っている。