遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

田舎におけるパッシングの意味

昨日子どもを連れて、片側1車線の見通しの良い道を運転していたら、突然対向車から

パチッ

と1回、パッシングをされた。


…ふむふむ。分かった。


片手を挙げてお礼を示し、ほんの少ーしだけ、さりげなくスピードを落とした。
対向車の男性も、うむうむ、と片手を挙げた。

別にその対向車の男性は知り合いでもなんでもない。
しかし妙な連帯感を覚えた。



…1キロほど走った先には、田んぼのあぜ道にひっそりと、黒い車がいた。取締りをしているようだ。

まあ、普段のスピードでも多分大丈夫だろうな、と思いつつ、さっきのスピードを保って直進する。


しかし私のスピード(法定速度よりやや早い)に業を煮やしたらしい、2台後ろを走る車が、推定90キロくらいのスピードをあげて、私とその後ろの車の2台抜きを試みた。

センターラインは黄色。
ああ、これはダメなやつだ。


…無茶な追い越しを試みる彼は、あぜ道の黒い車に気付いていない。


…ウゥゥゥウ…というサイレンが聞こえたので、後ろから来た黒い車に道を譲った。
…その後の展開は、まあ、予想どおり。



基本、パッシングはネガティブな印象がある。
後続車からされたら「あおりか?!」と疑うが、パチッと1回だけの場合は、状況から意図を酌むのが、ドライバー、とりわけ田舎のそれの暗黙の了解だと、これまで数々学んできた。


お先にどうぞ
この先で取締やってるよ
ライト上向きでまぶしいよ
信号変わってるよ!早く発進して!


…その時々で、意味は変わるけれど、全てに共通して言えるのは、

運転には集中する
怖いときや不安なときは、減速、停車

…だと、思っている。


田舎はみんな飛ばすので、事故ると悲惨になりやすい。
いずれ田舎だろうが都会だろうが、とにかくひたすら安全運転、しなければ。