長男とお別れする担任の先生との話のその後。
数日前、突然朝早起きした息子から、「かーさん、Amazonで先生にあげるネクタイを買いたいんだ!だから、オレのお年玉、残っているお金を少し使わせてほしい!」と言われた。
その熱意におされ、2人で早朝からネクタイを選んだ。
私が、ちょっと茶化してふざけた柄を選ぼうとしたら、「先生は青なんだ。授業参観とか、大事なときは青いネクタイしてるんだ。」と真顔でいうので、私も真面目に考えることにした。
予算。色。先生の好み。長男の意見を聞き、注文した。
滅多に使わないお急ぎ便を使わせてもらい、無事に品物が届いたとき、息子はAmazonの配達の人にめちゃくちゃ感謝して、逆に恐縮されていた。そして配達の人は、「こんなに喜ばれると嬉しいです〜」と言いながら帰っていった。
そして晴れて暖かかった昨日、先生に会いに息子は学校へ走ったらしい。(私は仕事へ行っていた)
正直、少し心配していた。
プレゼントを持って、取るものも取らずダッシュする息子が、車にぶつかったりしないだろうか…
息せき切って学校に行ってみたら、もう先生は来ないと言われて、包みを持って呆然としてしまわないだろうか…
どちらもその光景を想像して、勝手に私が泣きそうになっていたが、それは杞憂だった。
しっかり戸締まりをして、車にも気を付けて歩いて、学校で職員室を訪ねて、先生との時間をもらったらしい。
昨日までも、ほとんど毎日学校の校庭へ行き遊びつつ先生と一言ずつ話していたらしいので、年度末に仕事の邪魔しないでとヒヤヒヤしていたが…いつ会っても、先生は先生のままだったらしい。ありがたいこと、この上ない。
今日は、朝から降りしきる雨と風を見て、歩いて出かけるのは諦めたようだったが、昨日きちんと会えたことで悔いはなかったのか、窓の外を見ながらぼんやりしていた。
3年も担任してくれるなんて、奇跡みたいだったよ!オレ、良かった!
また会えると思うからまたねって言ったよ!
…そう笑う長男は、きっとそれを糧にこれからも頑張るはずだ。
そして今日で年度末。
さあ、月曜日から新年度。
別れを惜しみ、しかし、出会いや新たな関係を喜ぶ。
春を楽しめ。息子たち。