遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

前住人に思いを馳せる

自宅の話について。
我が家は賃貸である。

家賃の割に広くて、まあまあ快適に暮らせている。

ただ、2つ気になることがある。

1つは、給湯器の温度調節が結構難しいことである。
私が勝手に「職人系」給湯器と呼んでいるのだが…
ちょっと温度調節をしくじると熱湯になったり、冷水になったりする。ビジネスホテルにありがちな感じの給湯器だ。

最近はそれにも慣れて、お風呂は浴槽に溜めて使うのがかえって節水になるということを学習し、無駄なく水を使えるようになってきた…ような気がする。
しかし季節の変わり目に調節をしくじって、だいたい一度は、激アツもしくは冷水で、軽い悲鳴を上げるのが恒例になりつつある。


2つ目は、洗面台の鏡のことである。
数か月に一度、鏡の裏側から、カサッという音とともに、使用済みのコンタクトレンズが出て来る。
しかも、真っ赤なカラーコンタクトレンズの。

我が家にはコンタクトレンズを使用する人間がいない。

…ということで、間違いなく前の住人が残したものなのだが…

カラコン(赤)、突然カサリと出て来ると、結構ホラーである。
初めて出てきたときは、結構怖かった。

??と思い、手に取り、フリーズし、謎が深まり、何となく納得して、でもやっぱり怖い、みたいな感情の動きがあった。
2回目以降も、分かってはいても相変わらずその順序で心の中を走り抜けていく。

それにしても何故鏡の裏にそんなものを隠していたのだろう。

思春期の女子が、家族にバレないようにこっそり捨てるための処世術だったのか?
単に面倒だったから置いておいたら取れなくなったのか?

…前の住人については一切知らないが、少しだけ気になってしまう。