先日、とある研修を受けてきた。
いわゆる中間管理職というものになって2年目、部下との関わりみたいな内容など、一言でいうならマネジメント研修だった。
細かい内容はさておき、一番心に残った2つを書き残してみる。
1つ目は、部下の育成に大事なものとして
ほうれんそうのおひたし
が令和の今は大事なんだそうで。
報告、連絡、相談がほうれんそう
それに加えて
お…怒らない
ひ…否定しない
た…助ける
し…指示を出す
だそうだ。
「お」「ひ」「た」は分かる気がしたが「し」は頭の中で思っていたのとはちょっと違った。
個人的には、「し」は「信頼して任せる」とか「信じる」みたいな感じかと思った。
指示を出すのは当たり前だが、その先でどう見守るか、なのかなぁ…という気がして。
まあ、どちらも大切だ、ということで。
そしてもう一つ。
ソラ、アメ、カサ
だそうで。
空を見て
雨が降りそうなら
傘を持てるように
人を育てる
ということだそうだ。
要は指示待ち人間になるな、部下をそういう人にさせるな、ということなんだろう。
確かに、たまにいるのだ。
「マニュアルにないから、困っています」と言いながら、ごくごく些細なことまで聞いてくる人が。
あと、1つ残らず消耗品の在庫を把握したくて、「お前らは盗むかもしれないから」とか言って、備品庫からそれらを持ってくるのを許可制にした上司が、かつていたこともあった。トイレットペーパー1個でも、だ。
百歩譲って、在庫管理は大切としても、「お前らは盗むかも」という、信頼感皆無な物言いだと、人は誰もついていきたいなんて思わないはずだ。
何事も信頼関係で成り立つわけだから、マネジメントのノウハウも大切だが、相手を大切にすることも考えたいなぁと、改めて思った。
それにしても、上手いことゴロを考える人はいるものだなぁ…。