遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

続・食べることは生きること


今日「刺身の切れ端盛り合わせ」というものを近くのスーパーで買った。

切れ端なので安くて、でも美味しいから好き。

今回、かつおのたたきが含まれていたのだが、画像の通り、ウォーリーをさがせ並みの難易度のサイズ一欠片だけだった。逆に面白い。



今夜はカレーライスにするはずだった。

しかし、やる気が壊滅した私は、スーパーのお惣菜やお弁当を買って済ませてしまった。個々に好きなものを買うスタイルで。

ことの発端は昼間。

彼が昨日から泊まりに来ていたが、突如「早く帰りたい」「夜までいると、二日間の休みを棒に振った気分になる」と言い出した。

彼は全く悪気が無かったらしい。
単に、土曜にうちに来る前に家事が出来ず、やりたいことがあったのを思い出しただけで、うちに来るのは望んで来たのだ、と。

その後、私がカレー作ろうかな、って言っていたら「俺はカレーはジャワカレーの辛口で作るから、この前まーさんのカレーを食べたら、美味しかったけれど「カレー味の何か」を食べている感じだった」と言っていた。

…うちは子どもたちがいるので、辛口は作らない。


過去の記事も含めて、お察しの通り、彼は本当に口下手で、時々とても毒舌だ。

思ったことをオブラートに包むのがものすごく苦手なので、職場でも誤解されがちなのだが、本当に言いたいことはそこまでドギツくない。単に感想や気持ちを述べているだけ。


「教育係」をしていた頃からしつこく声をかけて、会社では少しずつ良くなっていた。がしかし、気のおけない人にはちょっと毒舌が今も残る。

今は、あちらこちらで余裕がない私の心のキャパシティがものすごく狭くて、なかなか受け止めきれなくて、ぷっつり切れて、大泣きしてしまった。大人げない。

はっと我に返った彼からはごめんなさいをされたものの、やはりカレーは作る気になれなくて、彼を見送ったあとで、冒頭のお惣菜三昧になってしまったのだった。



冷たくて味が濃い目のお惣菜でも、こういうブルーな気分に寄り添って、じんわりと体に染み渡ってくれるから、ありがたい。

どんな日だって、どんな気分だって、少しでも何かを口にして、噛んで飲み込めば、気持ちは少し、紛れるものだ。
  

明日からまた、料理は頑張る。

彼ともまた、仲良くいられるように、心はいつも広く優しく。時々は、厳しく。