剣道の稽古が、コロナウイルスの流行で1か月半中止になっていた。
クラスターが近場に発生したせいで、ついこの前も稽古はお休みになった。
その間に息子は、剣道ではなくサッカーに興味が移ったのか、剣道の自主練をそこそこに、違うことをしていた。
そうして久々に稽古に出たら、蹲踞や素振りが明らかに下手になっていて、練習も、試合に向けた稽古をするチームから初心者向けのチームに降格してしまった。
それがさらにやる気を欠いたのか、あまりに怠惰な練習をするので、また久々にがっっっっつり叱ってしまった。
やる気がないなら最悪やめていいのだ、と言っているが、そこはプライドが許さないらしい。
しかし一方で、どこか上の空で、覇気が無い。
そうこうしているうちに、あとから始めた人に追い越されそうになって、ハッと焦ったらしい。
本人のやる気に親が深入りしてどうこう言えた立場ではないと思うので、見守りつつ時々声をかけようと思う。
そんな長男に振り回され…この4月は小4の壁?みたいな感じ。
学童は定員超過で強制退所となり、お留守番をするようになった長男だが…
電子レンジでご飯を焦がし、家中翌日まで焦げ臭くなる
餅と称して、炊いておいたご飯二合をぐずぐずに潰して、不味くする
包丁やすり鉢、すりこぎを使ってチョコレートを粉砕して、シンク下の収納をチョコレートとファブリーズと水びたしにする
…とにかくひどいひらめきと行動力で、帰宅後の家事を何倍にも増やし、毎日のように私に怒鳴られてもめげない。
台所に入ることを禁じたが、それでも何かやらかす。
とうとう大泣きするまで説教したが、翌々日にはまた別ないたずらの形跡を発見。
顔を見たくなくなり、小一時間別室でふてくされた。私が。
その無駄な行動力、ほんと勘弁してほしい。
挑戦する意欲を受け止めろとかいうけれど…
無理。
そんな風な挑戦をしたいなら、大人がたくさんいる父親の方に行ってしまえとすら思った、余裕の無い私には、彼の行動力は、内心非常に迷惑なのだった。