遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

祝・丸3年

実は昨日、このブログを始めて丸3年の節目だった。


当時はまさかここまで続くとは思わなかった。


最初の頃と今とでは、書いている内容はあまり変わっていない気がするが、3年の間にコロナ禍が台風のように通り過ぎていったので、その爪痕があちこちにあるなぁと思った。
あとは、子どもたちが思いのほか成長している。
ひらがなが書けない、と最初の頃の日記で書かれていた次男は3年生になり、今は漢字を色々覚えている。
運動ができなさすぎて、発達障害の子のリハビリテーションに根気強く通っていた長男は、無事にリハビリを卒業して剣道でキャプテンになり、自転車も乗り回している。

偉いな。子どもたち。

私も何か、変われたかな?

…振り返ってみた。



ブログを始めた頃は、離婚して1年ほどが経った頃。
長男は2年生で、次男は保育園児だったので、今よりもあちこちに行かなければならず、1人でこなせずてんやわんやしていたのを、昨日のことのように思い出した。

そして、この3年の間に祖父も祖母も亡くなり、実家はゴタゴタし、それがきっかけで、私は勇気を出してマイホームを建てた。



家を建ててから、何となく心が落ち着いて、考え方が少し変わった。


帰る家が欲しかったのだ。揺るがない居場所が。

どこにいても疎ましがられているような気がしていた。
小さい子がいてしかも手がかかる子で、離婚して独り身で、そんな風に家がゴタゴタのくせに仕事で役職だけはついてしまい扱いが面倒な女で…。
そんな感じの自虐、自嘲を繰り返し、でもそうやって自虐すればする分だけ、もしくはそれ以上に、受け入れてくれる空間や相手が欲しかった。切実に。


一方、シングルマザーというのはどうも都合が良いと思われてしまうのか、遊び相手になってほしいという誘いは実は度々あった。


でも、それでは確実に満たされない。
相手は満たされるのかもしれないが、私はその分空っぽ、空虚になるに決まっている。何でそんな犠牲を払う必要があるの?


それでも縋りたい、という気持ちになりかけるほど、相当に追い詰められた時期もあったが、傷つきたくないので、そういう人とは徹底して距離を置き拒絶した。
私はそんなにお手軽で安い人だと思われたくない、と、見栄でも虚勢でもいいからどうにか前を向いた。
そうしていたら、遊び目的の嫌なコミュニケーションは徐々に減っていった。


そうしてどうにかもがいてきた3年。

変わっていないようで、きっと色々変わっている。

子どもたちはたくましくなり、助けてくれることも増えた。

あとは、偶然息子と同じ名前のよしみ(?)で教育係に任命されたことをきっかけに、ずっと世話を焼いていた可愛い後輩が、今は私生活でパートナーとして時々隣にいてくれる。
時々ケンカもするし、私が煮詰まってベソをかくけれど、今のところは、デコボコなりに楽しく過ごしている。


小さな幸せはあちこちにある。多分3年前よりも、たくさん。

そんな風に良い変化を生み出せるくらいに、自分も成長してきたと信じたい。




この先の1年、2年、3年…という未来の時間には、どんなことが起きるだろう?

先のことはわからないけれど、また気持ちをブログに書き留めながら、少しずつ、1日1日、前に進んで行ってみたい。