今週のお題「自慢の一着」
成人式から干支も1周して遠くの記憶になりつつあるけれど
実家には代々着継がれる振り袖があった。
紫色と白の混じった、そこに細かい淡い桃色や金色の刺繍が入った振り袖。
甘すぎず大人すぎずカッコいいなと思っていた。
しかも大叔母が縫った物だった。
女が多い家系で、のべ8人くらいが袖を通している。
成人式で着たときは、着物をうっとり鏡で見ては嬉しかった記憶がある。自分自身は…ぽっちゃりであまり好きじゃなかったけど、何かいつもより背筋がしゃんとした。
本当は我が子にも着てほしいと思ったけれど、うちの子どもは男衆。残念。
彼らはどんな大人になるのだろう…