長男は、日曜日に剣道の大会に出てきた。
前日まで雪が少なかったのに、大会会場の北上市に着くなり、降るわ降るわ、あれよあれよと暗い銀世界。
そんな中でも600人以上のちびっこ剣士たちがが集まって、試合をした。
息子は結果として格上の上級生に負けてしまったが、大いに勉強になったらしい。
負けたあとで、席に戻ると、息子を見に駆けつけた担任の先生が走り寄ってきた。
「かっこよかった!」「勇気ある!本当に来てよかった!」と言われた途端、息子はそれまで淡々としていたのに、ニコッとしてすぐ目がみるみる潤んで、「ちょっとトイレ」と走り去っていった。
それを見て私も一緒にウルウルしそうになったし、担任の先生も何か感極まっていた。
担任の先生のこと、心から信頼しているんだな。
そういう先生に出会えて良かったね、と、そういう意味でも私は心がジーンとなり嬉しかった。
私より一回り年齢が下の先生だが、誠実で一生懸命で、何より息子たちを大切にしてくれているのが伝わるので本当に尊敬する。
来年も担任だったらいいのにな。
ちなみにその後の帰り道、超過酷だった。
寒いし雪だし、道も最悪。
帰宅してしばらく昼寝した。
息子は、その日以来、どうやら調子を崩したらしい。
食欲がなく、食べるとお腹が痛いらしい。
熱はない。嘔吐も下痢も無いのだが、物を食べると調子悪そうだ。
そこはかとなく具合悪い、と言い、剣道の稽古も1日休んだ。
人混みで何かをうつされてきてしまったのだろうか。
ゆっくり休み、早くまた剣道を楽しんでほしいから、いつもより念入りに、息子の様子を見ていようと思う。