今週のお題「告白します」
長男は今、クラスに好きな女の子がいるみたいだ。
ここでは、名前を仮にさゆりちゃんとしておく。(ホントは全然違う)
そのさゆりちゃんと、くじ引きで隣の席になったとかで、先日、オレはくじ運最高だぁぁと喜んでいた。可愛いじゃないか……
その良い流れで、その後別な抽選で電気ポットを当てた彼は、本当にノリに乗っていると、親ながら思う(笑)
そんな息子は、さゆりちゃんに「バレンタインのチョコをあげるんだっ！！！」と気合いが入っていた。
ん？君があげるのかい？
……と思ったけれど、そこはこらえて、賛成してみた。
お店で吟味に吟味を重ねおこづかいと相談して買ったお菓子を、勇気を出して休日に約束を取り付けて、渡してきたらしい。
その時のさゆりちゃんのリアクションは割と薄かったようで、帰宅後かなりへこんでいた。
クッキーより、マシュマロがよかったのだろうか……
虫歯になるからダメってお母さんに言われたのだろうか……
やはりここは流行ってるから鬼滅の刃系の何かにすべきだったか……
などなど。子どもなりの真剣な悩みがかわいかった。
そうして10日ほど経ち……
この前の休日に、家のインターホンが鳴った。
見てみたら、さゆりちゃん。
手にはクッキーを持っていた。
敢えて一人で応対させて様子を遠くから見ていたけれど、長男の話によると、この前、ホントは嬉しかったよ、ありがとう、と言われたらしい。
その日以来、宿題を終えた後に毎日１枚ずつ箱から出して、じっくりクッキーを味わっている息子を見ると、何だか良いなぁ、と思う母の私。
親バカだけれど、素直で可愛いじゃん、と思った。
