遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

実家のにゃんこのこと。

どこか分からないけれど息子が車窓から撮った画像。

三連休は、実家の方へも出かけた。

母親に会い、夜1泊して久々にゆっくり話をしてきた。

今、母は老猫の介護をしている。

その猫は私が16歳の夏、祭りの神輿の台の下に産み落とされていたのを妹が連れてきたはずだから、先月19歳になったはず。

ものすごく長生きの猫。


私は15歳で家を出て下宿して暮らしていたので、一緒に暮らしたことがほぼ無い。

妹や弟、母には懐いたけれど、私には威嚇ばかりして、制服で帰省すると度々ハイソックスやタイツをバリバリ破かれた苦い思い出しか無い。

それでも、小さくて壊れそうなふにふにの子猫にミルクをあげた思い出や、猫じゃらしで距離を取りつつ相手をした思い出は残っている。



猫の介護をするのは大変だと言いながらも、これまで長い時を一緒に過ごしてきた母にとって、最期まで穏やかに過ごさせることは「使命」であり「義務」だとのこと。

歩くのもおぼつかない日もあるのに、それでも母を見るとしゃんと立とうとして、エサも頑張って食べている。

妹はお嫁に行ってしまったから、母と猫の2人(?)暮らしの中の絆は強まっていたようだ。


あとどのくらい生きられるのかねぇ、もう十分生きたんじゃない?と何やかんや強がりつつも、たくさん一緒にいられるように頑張らないとね、と毎週動物病院へ検診と点滴に行く母を見ると、その猫に「ホント愛されてるよあんた、幸せ者だよ、だからこそ、ゆっくりゆっくり長生きできたんだよねぇ。」と声をかけてしまう。


その白黒の「まめ」という名前のオスネコは、カメラが大嫌いだから私のスマホに全く画像がないが残念だが…体調は悪いはずなのに、ゆったりしていて穏やかなのが、何とも良いなぁと、この連休で、改めて感じたのだった。