遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

常にいい子でいなくても

この前スーパーで買い物をしていたときのこと。

次男を待っていたら、その横を息子の同級生のお母さんが通り過ぎていった。

去年3人目…4人目だったかも…を出産したとのことで、小さな赤ちゃんを抱いて袋を持ち、帰って行った。

出産してあまり月日が経っていないのに、すらっとしていて、服装もオシャレで、ピアスをつけた、かわいらしい雰囲気だった。

そこでぼんやり思ったことに我ながらハッとした。
何だろう…このココロのモヤモヤは。
何でこんなに嫌~な気持ちがグルグルしてしまうのだろう?
うちはうちで、それなりに楽しく暮らしているのに、他の人を見てずるいとか羨ましいとか思ったのは…何故だろう?



先日、子どもたちの授業参観があり、他の保護者の方々と久々に顔を合わせたときには、色々な人がいるなぁと思ったが、別に何も黒い気持ちは感じなかった。
よそはよそ、うちはうち、という、いわば無の境地だったのだが…

スーパーでのその瞬間は、間違いなくとても嫌な気持ちだった。


大なり小なり、そういう気持ちはきっと誰にでもあるとは思う。




私は出産から子どもたちが乳児の頃、ほぼ毎日地獄のようで、下の子が4歳を過ぎるまでは、子どものかわいさや家族の幸せなんてものは、ほとんど感じたことがなかった。
元夫が深夜に隣の部屋に女性の同僚を連れてきたりいつもいなかったりして、いつでも一人ぼっちだったし。


とにかく毎日どこかが痛くて辛くて買い物も苦痛で、どうやって毎日を過ごしていたか、今となっては思い出せない。

だから、小さな赤ちゃんやよちよち歩きの子を連れて、幸せそうに楽しそうにしている人を見ると、ステキだなぁ、可愛いなぁと思うその裏側で、ちょっとだけモヤモヤがよぎる。



たまたま、この間はココロの調子が悪くて、いつもは隠しているモヤモヤが強く大きくむき出しになったのだと、思う。



それをエネルギーにして誰かに攻撃するのは決して許されないことだし、そこまで他人と関わるの好きじゃないのでそんなことしたいとは思わないけれど、自分の嫌な気持ち全部にフタをしていたら私が壊れる。

それをこれまでの子どもたちとの日々で痛いほど思い知って学んできた。

だから、嫌な気持ちも辛い気持ちも、全否定せず受け止めつつ、たまにはそういう悪い子でもまぁ良いか、ゆっくりお風呂に入って寝てまた明日どうにかしよう、と諦めて、頭の中を整理する。


完璧じゃなくたっていいのだ。