昨日、息子たちの授業参観があった。
コロナ禍で、○時間目は△年生、みたいな割り当てがあり、加えて最近は朝に途中まで登校に付き合っているので、学校と自宅を3往復した。徒歩で。
歩数計を見たらいつもの3倍歩いていて、疲労感に納得した。
そんな授業参観日。
内心嫌な予感はしていたのだが、次男の方ではその予感が的中した。
次男は集団生活がとても苦手だ。
日本の義務教育では致命的なことだ。
シーンとしていたら、耐えられず声を出してしまうし、思ったことはポンポン口に出すので、意図せず相手を嫌な気持ちにさせることもある。
さらには、「普段と違う」が苦手なので、後ろに保護者がたくさん来ていると、動揺から突拍子もないことを言い出す。
次男個人を見ると、頭の回転は速いし、面白いし、年の割にたくさん読書しているので、色んなことを知っている好奇心が強い子、なのだが。
案の定、後ろに保護者がたくさん来ていて、先生もいつもより緊張していて、というシチュエーションにテンパった彼は、少々暴走して、最後はみんなの前で担任の先生に大きな声で叱られた。
もはや苦笑いするしかなかった。
でも、息子の特性や気持ちを理解しているこちら側としては、まあ、そうなるよね、と思った。
問題はそのあとで、周りの親御さんが、私がいるのに気付いていなかったのかそれともわざとかは知らないけれど、「ああいう子は一緒じゃない方がいいよね」「支援学級に行った方がいいのにね」と話していた。
…そちらの方が心に堪えた。
みんな違ってみんな良いって、相田みつをさんも言ってたわけで、さらに、この時代はダイバーシティとか言ってて、色んな個人を尊重してもらえるようになりつつあるわけで。
それでもなお、自分(もしくは我が子)に悪影響かもしれないと思うと、狭量になるのかな…と、グルグル回る心のモヤモヤ。
そのあと、クラス懇談会で、親の自己紹介があったとき、あの子のお母さん…という目線に辛さを感じてしまった。
本当は息子の味方をするべきなのに、気まずいとか恥ずかしいとか思っている私も、「あちら側」の人間なのかもしれないと自己嫌悪に陥り、しょげた。
家に帰り、騒いでいたずらしてを繰り返す次男にカッとなり、よせば良いのに「授業参観、行かなきゃよかった!」という言葉を叩きつけてしまい、盛大に泣かせた。
…全くもって、悪い方悪い方に物事が進む1日だったけれど、寝て起きたら少し回復した。
気を取り直して、また頑張る。