息子が剣道を習い始めたので、行けるときは練習を隅で見学しているのだが…
何か…覇気が無い。
あとは、大河ドラマや鬼滅の刃の知識で自己流でふざける方に流れるので、何だか見ていて少々苛立ってきた。
次男はやむを得ず連れていくのだが、発達障がいダークグレーの彼は、3分おきに「あと何分?」「もう終わる?」と訊く。
答えても答えなくても最後はごねるが、半ば脅しに近い形で静かにさせてしまう。
悪い相乗効果でイライラがMAXに達して、長男には「今のままの気持ちでやるなら『剣道』はやめなさい。家で自己流のチャンバラごっこでもしていなさい」と言い放ってしまった。
剣道は武道で、礼儀とか作法とか、型が決まっている。
面とか胴とか、声を出さなければ打っても一本取れない。つまりいつまで経っても試合で勝てない。なのにあなたは「声を出すのは恥ずかしい」と言って頑なに拒絶している。今は入ったばかりだからいいが、そんな奴を試合に出したいとは誰も思わない。
つまりあんたは剣道がやりたかったのではなく、剣道っぽい格好いい何かで十分だ。
…次の練習で今言ったことをきちんと考えてやらないなら、お前の意思はともかく剣道習うのは即刻やめる。
…そう息子に言った。
息子はどう思ったかは知らない。
でもしょげていたのは間違いない。
言いすぎたかもしれないけれど、本気じゃないなら教えてくれる先生方にも申し訳ない。
次の練習でどうなるかを見てから、次どうするかを考える。
低学年の子ども相手に何か厳しかったかな、と思った。でも、いいことにする。あとは、息子次第だ。