昨日の午後、息子に虫取りに連れて行けと頼まれ、疲れている中を渋々連れて行った。
初めて行った公園だったのだが、手入れが隅々まで行き届いているわけではないようだった。
草は刈られ、遊具だけはしっかり手入れされていたが、片隅に捨て置かれた、かつてはベンチだったと思しき木の塊が切なかった。
こういう朽ち木に昆虫がいるのでは、と息子は血眼で探していたが、そう簡単には見つからないものだ。人生など、そんなもの。
息子が「虫取りに連れて行って」と頼む態度が悪く、人にものをお願いする態度としてそれは良くない、と注意した。しかし、彼はろくに聞き入れず、不貞腐れてしまった。
その後、夕方の剣道の稽古で、先生に何か教えてほしくてお願いに行った時に、「人にものを頼むときの態度がそれだと、誰も何も引き受けたいとは思わないぞ」と怖い顔で注意されていた。
いつも、相手に目線を合わせなさい、伝わるようにはっきり話しなさい、ものは両手で手渡ししなさい、と私に叱られているのを、その先生もいつも横目で見ていたから、合わせてくれたのだろう。
大人になった頃に、何かを思い出してくれればいいのだが。
何も得られないまま朽ちていくのは、せっかくの人生がもったいない。
話は変わるが、昨日怪我した足の痛みがひどい中にそこそこ強い地震まであり、昨夜は落ち着かなかった。
検査してみたら、何と足の甲をわずかに骨折していることが判明。
生まれて初めての骨折。
痛いはずだ。そして腫れ上がったわけだ。
紫に染まった右足を持て余しつつ、明日からは少し通常運転できるように頑張らなくては。
…あ。
金曜日、胃カメラ検査だった。
まだ落ち着かない日は続く。
痛みに耐えて、頑張る。