遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

これぞ、ケガの功名

骨折と診断された昨日は、家で安静に過ごした。ゲリラ豪雨にひたすら怯えた時間帯もあったが、基本的にはゆっくり出来た。


そして今日は通常出勤。

片足はサンダルで。

ギブスのような装具をしているとストッキングが履けないので、レギンスに制服を着た。

そうして足を引きずりながら出社したら、たくさんの人に「?!?!大丈夫?!?!」と声をかけてもらえた。

更衣室で会った後輩に事情を話したら、その1時間後くらいには彼女の部署の中で広まり、なんやかんやで社長の耳にも入ったらしい。

私の席に、突如社長が来て、「聞いたよまーさん、大丈夫なの??!」と声をかけられた。

最終的に「無理しないんだよ!色んな人頼って使ってさ!」と、ひたすら励ましてくれた後、社長室へと帰っていった。


私なんぞ、日頃は存在薄めな単なる一社員なのだが…予想外に案じていただいたのが、嬉しかった。


そして2時間後。

今度は副社長が来て、「まーちゃん骨折ったって?冷やかしにきたよー」と声をかけに来た。


昔骨折した時、無理したら骨が曲がった、だから今は安静だぞっ!お母さんファイトだぞ!というアドバイスと励ましをもらった。



さらに少し後、偶然来社していた仕事の取引先の人と、隣の部署の上司が来て、骨折してても仕事は頼りたいから、無理なくよろしく〜!と軽い感じで励ましてくれた。




さらにさらに、いつも軽口をたたきあう相方の同僚が、今日来たヤクルトレディさんから「一番カルシウム強めのをください」と、冒頭の写真の飲み物を買ってご馳走してくれた。


…なんと…


私、意外と色んな人に目をかけてもらい、声をかけてもらい、助けてもらっているんだなぁ、心配してもらえて、ありがたいなぁと、怪我をきっかけに感じることが出来て、嬉しく思えた。

何やかんやで15年近く勤めている職場、私なぞ必要ない、と卑下しがちだったが、少しは、自身への自信を持ってもいいのかも、と、少しだけ己を褒め、ねぎらうことが出来た。

これぞまさに、ケガの功名、なのかもしれない。

代償の痛みが、まあまあ強いのが難点だ。