遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

みんな誰かのヒーロー、ヒロイン

先日、職場近くに献血バスが来ていた。


特にもO型の人を、ということで、そういえばまーさんO型じゃない?良かったら協力しない?と、別部署の人から声をかけられた。


私は、一人目の出産のとき、大量出血で死にかけて輸血されたことがあるので、献血は協力したくても出来ない。


事情を話して、丁寧にお断りした。

別な同僚が何人か献血しに行っていたのを見て、その人達に心の中で感謝した。

私もかつて、こんな風に協力してくれた見知らぬO型の誰かのおかげで、今生きているわけだから。



その時も、暑い日だった。
7月の末、ゲリラ豪雨の日だった。


その時、血圧がどんどん下がって意識が混濁していた(らしい)私の手を握って、ずーっと、大丈夫、大丈夫、と半泣きで言い続けてくれた看護実習生の人。


急変してすぐ救急の処置をしてくれた産院の人たち。


横でわんわん泣く生まれたばかりの長男。


外から聞こえた、さんさ踊りの練習の太鼓の音。


色んな人が、その時色々していたことが、私を励ましてくれたっけ。

救命処置は医療関係者の仕事だから、と言われればそのとおりだけれども。

別にヒーローになるぞ!と意気込まなくても、そこにいるだけで、みんな誰かのヒーローやヒロインになっているのかな。


私も、血はあげられないけれど、他に何か日々何気なくしていることの中から、目の前の誰かに、細やかでも何か与えられていたらいいなと思う。


毎回こんな感じで…献血バスを見ると、少しセンチメンタルになる。
生かしてくれてありがとう、と。



まさにちょうど今聴いている曲の1つ。
有名じゃなくてもヒーローやヒロインはそこら中にあふれている、という歌。

MVの女の人の筋肉がすごすぎる!美しい。