元々かなりのくせっ毛な私なので、梅雨時の前髪はいつもくるくるしている。
分けるにしても下ろすにしても、一筋縄ではいかない。
一度ストレートパーマをかけてみたが、すぐに元に戻り、費用対効果が見込めないので諦めた。
今日も相変わらずクルクルしていたが、諦めて、ある程度整えてあとは横をピンで留めて講師の仕事をしていた。
クルクルを目立たなくするために、仕事のときや家事のときは、後ろに1つに結い、ピンで整えることが最近増えた気がする。
そんな感じで今日もどうにか前髪はごまかして、人前で説明をしていたのだが、梅雨だからか、暑くてぼんやりするからなのか、「Google」と言い損ねて「ぎゅーぎゅる」と言ってしまった。
さり気なく言い直そうとしたら、内心の焦りが表れたらしく、またもや「ぎゅるぎゅる」になってしまった。
涼しい顔でやり過ごしたつもりだったが、後ろでアシスタントをしてくれていた同僚からあとで「ぎゅーぎゅるだのぎゅるぎゅるだの、お腹でも壊してるん?まーさんww」と爆笑された。
笑い飛ばしてくれる方がこちらもいっそ清々しい。
明らかに不思議な発音だったので、聞いている人たちの一部も、顔を見合わせてクスクス笑っていたが、こちらは必死なので、見なかったことにした。
その人のアンケートには「説明が分かりにくかった」と書かれていたが、それは多分噛んだせいではない。はず。
だってその人、ずっとこそこそスマホ見ていたから。TikTok見ていたの、気づいてないと思ったのかしら。
…前髪も喋りも、何か締まらない1日だった。
それにしても「ぎゅーぎゅる」、きっとナイツ塙さんの「ヤホー」よりも検索精度が低いに違いない。