今日は小学校の先生の離任式。
息子たちは登校日。
長男は昨夜眠れなかったようだ。
それは何故なのかは深く追求しなかった。
夕方コーラを飲んだせいでカフェインが作用したのか、ついに来てしまった担任の先生との別れが辛いからなのかは分からないけれど、それらを全て噛み砕いて理解する必要は、いくら親でも、多分、ない。
彼の中で感情を消化すること、それもまた学びだ。
かくいう親の私も、一昨日土曜の深夜から日曜日の明け方は、眠れずに毛布にくるまり、テレビを見ていた。
深夜のBS、NHK。
電車や駅にまつわる様々な人の思い出、エピソードをまとめた番組が放送されていた。
空が仄白んでくるのをカーテン越しに見ながら、見知らぬ誰かの過去の思い出を眺めた。
そうしているうちに、私自身も、制服を着て駅のホームで電車を待っていた中高校生の頃を思い出していた。
中学を卒業すると同時に親元を離れて下宿していた日々の中で、通学するとき、帰省するとき、また盛岡へ戻るときの様々な感情とか。
駅は感情や出会いや別れが行き交う場所だなぁと、実体験も含めてテレビを見て再実感した。
そうして、長男の担任の先生へ、感謝を伝えようと決め、便箋を出し、丁寧に手紙を書くことにしたのだった。
一筆箋じゃ、書ききれなかったから、便箋で。
そして、この別れの季節には、ゴスペラーズの曲がやはり似合う。
明るい曲も暗い曲も、私の心象風景に、ぴったりなのだ。