会社でトイレに入ったときのこと。
トイレットペーパーの残りが3センチくらいしかなかった。
3センチなんてもはや無いに等しい気がするのだが…逆に使い残す方が難しい。
それなら使い切って、新しいのに交換してくれても良いのに、とぼんやり思ってしまった。
何気ないこの事象から、赤の他人からの「自分さえ良ければ良い」「次の人は知らない」という気持ちを微かに受け取ってしまう私は、心が狭いのかもしれない。
いや、決して「使い終わったら三角に折ってくれ」とは言わないけれど、使い切ったのなら交換するくらいの優しさは欲しい。
トイレに限らず、給湯スペースのポットのお湯があと100ミリリットルしかなくて、まだ勤務時間が半分近く残っているなら、お湯を足そうかな?と思ってくれてもいいのになぁと思う。
お湯やお茶周りについては、「女の仕事」「非正規社員の人の仕事」という根強いので、もやもやを感じていた。
気を利かせてお湯を足してくると、「何でまーさんがお湯入れてくるんですかー?それ私たち臨時(社員)の仕事なんで!」みたいに言われたりもして。
そんなに使命感を感じなくてもいいよ、お互い様だし立場なんて関係ないよ、と、この数年言い続けたら、男性の上司もたまに給湯スペースの片付けをしてくれるようになってはきたけれど。
トイレにせよお湯にせよ、同じ空間に居合わせた誰かに対して、出来る範囲でいいからさりげなく優しくあれたら、と思う今日この頃。