数年おきに、にわかにブームになるものがある。
それは…宝塚。
初めてのブームは高校1年生のとき。
修学旅行(神戸、大阪、京都)の自由行動で、同じ班になったクラスメイトが「宝塚を見たい」と言い出した。
ヅカファンの別なクラスメイトのツテを駆使して、何とかチケットを取り、クラスメイト4人で見に行った。
宙組の公演だったと記憶している。
和央ようかと花總まりがトップだった。
あの空間は初体験だった。
語彙力がないので上手く言えないが、とにかく鮮烈にキレがあるダンスと歌の印象が残って、しばらく異空間に行ったような気分だった。
トップスターもかっこ良かったけれど、一番心惹かれたのは遼河はるひの男役の姿だったなぁ…憧れた。
今テレビでステキな女性の姿をしている彼女を見ても、やっぱり憧れる。映っていると、見てしまう。
そして、今、またYouTubeで宝塚の公式チャンネルを見て、すごく感動している。
どれ程の努力があって、あれ程のパフォーマンスが出来るんだろう…と、ため息が出る。
特に今気になるのは、花組の柚香光と星組の礼真琴…どっちも、それぞれにカッコいい。
熱狂的なファンが多いのも頷ける。
そんな私は完全ににわかファンなので、女ばかりの世界には、きっと計り知れない辛さや苦労もあるのかなぁ、と、ふいに現実にかえってしまったりもするけれど。
宝塚に注目している一方で、ヒップホップにも興味がわいて、夜寝る前に聴いてみたりする。
全然系統が違うけれど、共通しているのは「非日常」感だと思う。
宝塚の煌びやかで華やかな世界も、ヒップホップを聞きながら夜の高速道路を走りたい気分になる疾走感も、今の現実からかけ離れている。
どっちも大好きな世界だ。
ステイホームしていても、心の中は別世界に行くことがあったって、良いんじゃないかなぁ…と思う。
ここ数日は忙しいのが続くのでお昼ものんびり食べられないけれど、ワクワクを自分で探しながら明日も頑張ろう…と思う。