遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

王様の耳はパンの耳

現在我が家は、親子みんなで、あはれ!名作くんブームである。

かなり前のから最新のまで、何度見ても笑ってしまう。

今回のタイトルは過去シリーズのテーマソングの一節なのだが、これまた何回聞いても噴いてしまう。

金曜日はいつにも増して早めに帰宅して、テレビの前に3人で正座している。

こうして、同じものを見て子どもと笑えるというのは、楽しいなと思う。



こんな風にずっと楽しくいられると本当に幸せなのだが、正直なところ、ものすごく面倒でシカトしたくて投げ出したい懸案事項がある。

…実家の遺産相続問題である。


孫の私は正直なところその問題自体には直接的には全く関係ない。

しかしながら悲しいかな、私の親は、父も父なら、母も母で。昔から。

※父についての記事https://makrurylife.hatenablog.com/entry/2020/06/20/073935

いわゆる毒親、そして毒身内なのだ。実は。

遺産相続云々の結果、母から、何故か、生活が苦しくなるから金をくれという連絡が来た。



どうしてそう話が転がるんだろう?という展開になっているのが、端で見ていてとても辛い。

実家の身内のそういう不毛な色々が嫌で、高校進学と同時に下宿を始めて家を出た私なので、まあ、容易に想像はついたのだけれど…。


あまりにも心に留め置くのが辛かったので、今日運転しながら、息子たちに「何か、かーさん、ちょっと辛いんだよね。」「知っている人同士がケンカしているのを見るの、辛いよね」とぼやいてしまった。


…子どもは巻き込みたくなかったので、遠回しにサラッと愚痴ってしまった。


すると長男から意外な答えが返ってきた。


「嫌なら逃げれば良いんだよ」
「担任の先生が言っていたよ。もしも辛いことがあったら立ち向かうのもいいけれど、どーーーーしてもしんどかったら、逃げるのも良いよ、って。いじめの話のときに、言ってたよ。」
「何か悲しそうな顔ばっかりしてないでさ、一緒にこのあとコンビニでアイス買って帰って、名作くん見ようよ。」



…単にアイスを買う口実だったのかも?と後から思う部分も無くは無かったが、それでも彼に救われた部分は大いにあった。

成長したな。
我が子にアドバイスをもらえるとは、何だかとても感慨深い。そしてとても嬉しい。

そして彼にその知恵を授けた担任の先生、本当に感謝です…、と思った。連絡帳に書きそうになるほどだった。


そして、本当にアイスを買い(少しリッチなやつを)、名作くんを見ながらゲラゲラ笑って食べたら、少しだけ、元気が出た。


また実家のゴタゴタに向き合わないといけないかもしれないが…もしかして、無視(逃避)、という選択肢もありか?と思ったら、幾分気楽にはなった。