遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

「その時」の恨みは末代まで

職場の別な部署の同僚(男性)に子どもが生まれたらしい。
おめでたい。


比較的平均年齢が高い職場ゆえに、出産というおめでたい出来事は、そう頻度が高くない。

それでも、そのニュースを聞くと何となく嬉しい。




…私が長男を妊娠したとき、8年前は、役員に中絶か退職の二択を迫られた。
冗談だったのか、本気だったのかは知らない。
しかしその人たちはもういない。


そんな風に、各々の人生よりも会社や仕事を取るのを良しとする人たちがどんどん去っていって、仕事もプライベートも充実させられるのは、ありがたいことだと思う。


数年前までは、周りでおめでたいことがあったときに、自分との待遇の差に心の奥がチクチクしていたが今はそんなことはない。

自分が辛い思いをしたから同じ思いをしてほしい、ということを、全く思わなかったかと言えば嘘になる。だって辛かったから。
…でもやっぱり、負の連鎖は良くない。
自分が嫌な思いをしたら、次に続く人はそうならないようにした方が、みんな幸せじゃないのかなぁという気持ちの方が今は強い。



職場はまだまだ昭和の価値観の人も多いので、訳の分からないハラスメント発言をする人もいるけれど、徐々にそれが少数派になっている。


負の勢力に負けたくないなぁ、と思う。
自分の生き方を通しつつ、仕事も形を残しつつ、家族である子どもたちとも楽しく暮らしたい。そこは他人にとやかく言われたくない。






そんなこんなで、改めて、その同僚へ、ホントにおめでとうと思う。



ただ、男性陣には1つだけ言いたい。

子どもが生まれておめでたいから飲みに行こう、というのは、全くオススメしない。


寝不足で具合が悪い奥さんをほっぽり出して、お祝いと称して飲み会なんかしていたら…
ましてや、このコロナ渦の中、飲み会がきっかけで具合でも悪くしたら…


産後の恨みはしつこくしつこく根に持たれること間違いない、と個人的には思う。経験則からも。