遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

エンジニアの出来損ない、みたいな

ハッシュタグを使ってみよう、という記事。
……だったんだけれど、何だかハッシュタグが上手くつかない。あとで調べてみる。

そんな些細なことも出来ない状態だと、何だか以下の記事は微妙に説得力がない。
でも、とりあえず公開してみる。


過去に、かっこ良く言うならば、エンジニアの出来損ないみたいな仕事をしていた。

JavaスクリプトとかPHPとかCSSとかHTMLとかそのほか色んなコードとにらめっこして、ゼロからコーディングしたり、既存のものを直したりしていた。

そのほかにも、PhotoshopIllustratorを使って、バナーを作ったりもしていた。


しかしながら、私はその手の学校、一切出ていなかった。
ガッチガチの文系。


ゼロキャリアの私がその仕事に置かれたのは、当時の上司曰く「退職を待たれているから」とのこと。

長男の出産に伴って産休を取ることが決まったとき、同時に異動も決まったのだった。


建前は、休みを取りやすいだろうから、とのこと。

しかし、本音は、経験の無い仕事に就いて辛い思いをすれば、きっと子育てに専念するとか言って私は退職するんじゃないか……と、当時の上司は思ったからのようだ。
実際、当時きっぱり言われたのだった。
役に立たない人は評価を上げられない、キャリアもないからすぐには力もつかないだろうし、いっそこれを機に家庭に入る方が良いのでは、と。
がっつりパワハラマタハラモラハラだった。今思えば。




ただ、その仕事をやってみたら意外と楽しかった。
作ったものがきちんと動くこと、誰かがそれで喜んでくれること、それは本当に嬉しかったしわくわくした。



その嬉しさだけを原動力に勉強した結果、きちんと対価をいただける成果物として納品できたものもあった。

当然ながら山ほど失敗はあったし、叱られたり直したりは数えきれないけれど、一度だけ、あなたが担当で良かった、と言ってもらえたことがあった。


それが私のエンジニアもどきのキャリアの中で一番嬉しかったこと。


今思えば、エンジニアって肩書きで合ってるのかは怪しい部分も多々あるけれど、エンジニアやってね、って言われたのは本当なので、そういうことにしておこうと思う。

そんな日々を6年ほど続けた。
経験がないから、とやらずに投げ出さなかったことで、予定外に新しいスキルが身に付いたのも自信になった。


「女の人は結婚か、産休を取ったらやめるもの」という周りの多数派に負けなかった、と言う自信もついた。
周りに人生決められるなんてつまらない、選んだって良いじゃない、って、意地になった。
意地っぱりとか空気読まないとか、言われて落ち込んだりしたけれど、今となっては貫いて良かった。





今は違う業種についているけれど、機会があったらまたぜひ勉強したいし、もっと知識を増やしたい。そう思う。