実は、初詣のあとで初めて彼とちょっとした言い合いをしてしまった。
私はシングルマザーでバツイチなことをやはり少し引け目に感じていたので、些細なからかいを本気で受け止めて、悲しくなってしまった。
電話で気持ちを伝えて、一応仲直りしたけれど、少し次に会うのが気まずいなと思っていた。
子どもたちにも少し心配かけてしまった。
そんな気持ちで焼いたクッキーも、慢心がたたって一体化。
やはり種類ごとに焼くべきだった。
そんな風に思った翌日。彼がケガをしたとのこと。
病院へ行ってきた、と連絡が来て、とても心配した。
足を引きずって買い出しに行こうと思う、という連絡が来たタイミングで、偶然彼の家の近くの店の駐車場にいたので、無理矢理待ち合わせを取り付けて、替えの包帯やガーゼ、消毒液などを買う手伝いをした。
子どもたち、とりわけ長男は剣道でケガした経験もあるので、心配してあれこれ話しかけていた。
怪我したときに必要なもの、あると便利なものを、子どもたちとの生活での記憶を頼りにバーっと揃えた帰り道。
その後、子どもたちにも少し協力してもらいつつ、私が料理をして、それを4人で食べて、解散した。
何やかんやケガを心配しているうちに、気まずい気持ちがどうでも良くなっていて、いつの間にか、いつもの感じに戻っていた。
そして、子どもたちは冬休みの宿題を教えてもらっていた。丸付けまでしてもらっていて、私もとても助かった。
これぞまさしく、「ケガの功名」なのか。
心配なのは変わりないけれど、この数日で、予定外にまた4人で過ごす時間を楽しむことが出来たのは、嬉しかった。
私はいつも、考えすぎる。
子どもたちのことも、それ以外のことも。
明日からは仕事が始まるけれど、肩の力を抜いて、あまりツンツンしたり根を詰めすぎたりしないで、頑張ろうと思った。