数日前から、職場でのマスク着用が「必須」から「個人の判断」に変わった。
3月以降も、頑なにマスク着用を義務化することを主張した人たちが一部いたらしいけれど、5類に変わって折れたらしい。
どうしようか迷って、ひとまずマスクをして出勤したら、マスクをしている人が少数派だった。
色々考えた結果、県内外からの来客対応などもあるので、自席ではマスクを外して、必要に応じて付けるスタイルで、当面やってみることにした。
そんなわけで、数年ぶりに事務所でマスクを外したわけなのだが…
何だか、心許ない。
顔を見せるのが、少し不安。
マスクをしない時もあるので、化粧の仕方を少し変えたのだが、その結果、鏡を見て「私、こんな顔だっけ…?!」と一瞬分からなくなったりした。一応家では毎日見ているのに。
マスクをしていると、どうしても周りから見えている目のあたりやおでこを丁寧に化粧して、頬や顎は化粧しても見えないしマスクで取れてしまうので、薄く、でも取れにくく、と考えていた。
それを変えて、顔全体のバランスを取るように化粧した結果、何か違和感を持ってしまったのだと思う。
そうは言っても、元々がっつりメイクはしないから、傍から見たら多分大して変化はしていないはず。
要は、自分の気持ちの問題、という部分が大半を占めるのだろう。
顔を見せるのが何か恥ずかしい気もするし…。
…そんなことをむにゃむにゃと考えながら仕事をしていたとき、少し年上の男性の同僚から
「久々見たけど、まーさんって、そんな顔だっけか?」
…と、言われた。
ふぇ?!それってどういう意味ですか?もしやマスク生活で老けましたかね?と尋ねたら、
「いや、思ったよりもマスク外すと若いんだなぁと思って(^^)」
…とのこと。
…良い方の意外だったらしい。
入社当時から軽口を叩く間柄の同僚なので、その人にどうイジられてもさほど気にしない。
素直に喜んでいたら、
「化粧品良いのに変えて補正力上がっただけか?笑」
…と案の定ほめられるだけでは終わらずイジられたので、いつも通りに面白がって、「褒めても何も出ないですよー」「は?メイク補正とかひどくないですか?」とおちゃらけたが…やっぱり、そういう意外な褒められ方は、たとえ冗談でもちょっとだけ嬉しくなるもので、我ながら単純だなぁ…と、思った。
一応ほめられはしたが、マスク生活の代償はそこそこあって、前は無かったシミ?やカサカサがあるので、時間がなくてもせめて保湿くらいは真面目にやらねばと思う今日この頃。