昨夜の夢ははっきりと記憶に残った。
夢の中の私は、行ったことのないボロボロの建物の耳鼻科へ、子どもたちを連れて行った。
待合室は混んでいた。
気長に順番を待っていたら、
「ここは危ないから、もう閉める」
と言われ、あれよあれよと診察終了。
子どもたちを連れて帰宅しようとしたが、何故か土地勘も方向感覚もなく、どこにいるのか分からない。
薄暗い待合室…見知らぬ人と、高い窓から薄日が差し込む埃っぽいベンチで、その先どうすべきかを考える時間。
バスに乗ろうと、紙の時刻表を手繰って調べている私。
息子たちも静かに待っていた。
ハッと目覚めて、5時半の寝室で、家に着いたんだ…と変に安堵した。
子どもたちを連れて途方に暮れる気持ちの夢は、産後うつがひどかった頃…子どもたちが未就学児だった頃を思い出させて、1日中、待合室の風景が脳裏にこびりつくように残った。
そして現実。
朝の支度のとき、子どもたちがモタモタするのに変に苛立って、かなりキツイことばを叩きつけてしまった。
ちょっと俯いて出かけていった子どもたちの背中を見て反省した。
私一人で子どもたち全てを背負う必要は徐々に無くなりつつあるけれど、まだ親の支えも必要だし、親の包容力も必要だというのに…私の余裕のなさからきつく当たってしまったときは、落ち込んでしまう。
特にもADHDの次男には、きつく当たったところで良い方に転ばないことなど重々承知なのに、余裕がないと、怒鳴ってしまうこともある。
まだまだ修行が足りないな。