仕事を部下に教えるときのこと。
取引先の担当さん
グループ会社の人
部下
という関係性で、取引先の担当さんに対して、「グループ会社の〇〇さんへ連絡を取ってみてもらいたい」という電話を部下にしてもらう、というシチュエーション。
私が社会人になりたてのとき、当時の上司から、
「グループ会社の人は、自分から見て内部の人」
「取引先の担当さんから見たら、1つのグループ企業として捉えている場合もある」
「だから、上のようなシチュエーションのとき、グループ会社の〇〇さんの敬称は外しなさい」
「✕✕営業所の〇〇にご連絡いただけないでしょうか、と言いなさい」
…と教わった。結構、厳し目に。
私はその教えでやってきて、そのクセも馴染んでいたので、部下にもそのように教えるか迷った。
最近の暗黙の了解で、グループ会社であっても別企業なんだから敬称つけてもいいじゃん、という、周囲の流れに合わせるべきかで悩んだのだ。
結果、冒頭のようなシチュエーションでは、現在は敬称をつける人もつけない人もいるのだよ、私はつけないけどねと、理由つきで教えた。
暗黙の了解のさじ加減は難しい。
例えが微妙だったかもしれないが、傍から見たら、ぶっちゃけどっちでも良いじゃんか!と思うような、会社などのコミュニティの謎ルールは、世の中に多々溢れている。
それが、世間一般のマナーと合っているのかいないのかはさて置いて、内輪のルールだけが独り歩きしているケースは、たちが悪いよな、と思う。
私はそういう暗黙の了解に遭遇すると、何となく反発したくなってしまうというか、素直にすぐ聞き入れずに最適解や正解を探したくなってしまう。
結局、あまのじゃくなのだ。多分。