所用があり、隣町の妹夫婦の家に行ってきた。
妹夫婦の家は四方八方田んぼに囲まれていて、至るところで田植えをしていた。
近くの農道を歩いていたら、何やら男の人が2人、田んぼの方をを見ている。
目線の先には田植え機を操縦する若い男性が。
私は米作りは何も知らないに等しいけれど、その操縦している人は明らかに不安げだった。心なしか植わった苗は真っ直ぐじゃない気もする。
その横を歩いて通り過ぎ、用事を済ませてまたその田んぼの横を通ると…
ギャラリーが増えている!!5人に!!
何やかんや話し合いつつ、田植え機の操縦を見守る方々。
緊張の面持ちで操縦する人。
邪魔しないようそっと通過した。
…そうだよなぁ。
自分が免許を取って初めて車を運転したときもそれはそれは緊張したけれど、農機具の操縦だって、当たり前に「初めて」の瞬間があるわけで。
しかもその操縦がその後の田んぼの運命をそれなりに左右するとなると…不安だろう。
短い時間だったけれど、
「『初めて』のことは何事も緊張するし怖いし失敗もするかも」
…という当たり前のことを、具体的なシチュエーションから感じた出来事だった。
その帰り道に、やたらアクセルを踏むのに音ばっかりで全然前に進まなかったり、原付を追い越せなかったりする初心者マークの某スポーツカーにも、少しだけ優しくなれた…かもしれない。
とにかくひたすら、安全第一。何事も。