遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

スプリット開催の運動会

このご時世ゆえに、例年なら5月の運動会も延期になっていた。
それが、開催されるということで…どんな感じかと思いきや。
何と学年ごとに別日程!超スプリット開催。

アイディアを出して何とか今なりの楽しみ方、行事の進め方を模索していただいて、先生方の工夫にはとにかくありがたいなと思った。


実は私は教員免許を持っていて、教員を本気で志していたけれど、実習とかアルバイトとか色々と本気でやってみた結果、悩んだ末に教員の道はやめた。
教員採用試験まで出願していたところで、リーマンショックの最中に方向転換したのは今思えば無謀だったけど。

それだけ本気で志しただけあって、大変さや地道な下準備を先生方がものすごく頑張っていることを、人よりよく知っていると思う。

世間では一部の怠惰な教員がクローズアップされて批判されがちだけど…そんな人たちばかりではない。

運良く、そしてありがたいことに子どもたちの先生にはいつも子どもたちを大切にしてもらえて嬉しい。



うちには父親という存在がいなくて、大人は私1人なので、叱るにしても褒めるにしても独りよがりになりがちだと思う。

私の価値観を完コピすることが子どもにとって最善とは全く思わない。別の視点で彼らを見て褒めたり叱ったりしてもらって、子どもたちなりの生き方を見つけてほしい。


なので、時々担任の先生に連絡ノートで家での出来事を伝えて、私はこんなことで叱りました、とか、子どもは今こんなことに困ってるように見える、とか、思ったことを言ってみるようにしている。

それに対して、何かしらの返事があったり、返事がなくても子どもと連絡ノートのネタを踏まえたことを話してくれていたりする。


それに随分救われている。


結婚していた頃は、1人で子どもを育てている気がして、私が失敗したら彼らを死なせるかもと怖くてたまらなかった。
誰かに頼るにも、「母親なんだから出来るよね」「まずは旦那さんに」という周りの圧力が怖かった。



そこを、離婚を機に思い切って手を離して、「基本は私が親なので責任持ちます。でも私1人じゃ出来ないこともあるから、可能なところだけで良いので手を貸してほしいです」と周りに言えるようになったら、一気に楽になった。

学校だけじゃなくて、保育園も学童も、その他のサービスにも、そんな感じで支えられている。


片親だから特別扱いして、というつもりは更々ない。

こちらの考え方や事情を丁寧に伝えて、家庭で出来ることは頑張るということと、うちに足りないところ、助けてもらえたらありがたい部分をはっきりさせることが大切だと思っている。



理想通りにいかない部分も結構あるけれど、それでも前よりずっと楽だし、心からありがたいし、何より私が余裕を持てて、子どもたちを前より大切に出来るようになった。


いまたくさん助けられている分、いつか何かをお返しできたらいいな。