遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

私が子どもたちに出来ること…

この前、家事をしていて、うっかり指を切ってしまった。

その少し前に、子どもを叱ってイライラしていた。
叱るを通り越して少々八つ当たりの域に達していて、自分でも言い過ぎたなと思っていたところだった。

イライラしているとろくな事がない。


そうしたら、息子が飛んできて、黙って絆創膏で手当てをしてくれた。

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叱った発端はともかく、私が勝手にエスカレートして最後は理不尽に叱ってしまったのに、それでも優しくしてくれてありがとうと思った。

だから、そのタイミングで、言い過ぎてしまったこと、元々の話と関係ないことまで怒ってしまったこと、イライラしていて息子にそれをぶつけてしまったことを正直に伝えて、謝った。


……どうにも子どもたちを上手く育てられている気がしなくて、日々不安である。
そもそも「上手く」っていうのがよく分からないけれども。


今どき、昔ほど驚かれないけれど、2人の息子それぞれに、違ったベクトルで発達の遅れ?とまではいかない困りごとがある。


特に……次男は大変だ。

人懐っこい…といえば言葉は良いが…反面、誰にでもゼロ距離でなれなれしく行ってしまい、人によっては不快な感じにさせてしまう。

…かと思えば、唐突に壁のイラストを怖がったり、音を嫌がったりするので、未知の場所で動けなくなったり泣き出したりもする。


それを理解してくれている人がいる場所なら私も安心するが、そうでなければものすごく冷ややかな目線を浴びることも多く、その動揺やストレスが蓄積すると帰り道で子どもたちに怒りをぶつけてしまったりする。
怒ったところで意味が無いのも分かっているのに。




幸いにして、保育園の先生やこれまでの検診の保健師さんが息子たちのクセを見抜いてくれて、色々と教育相談などを段取りしてくれたおかげで、大人は私一人じゃないから、きっと何とかなるかなぁと思えるようになってきた。

シングルマザーになってからの方が、誰かに助けを求めるのが上手くなった気がする。それは本当に良かったことだ。



……その後、切ってしまった指の傷は、息子たちが絆創膏を代わる代わる取り替えてくれたおかげで、とても早く良くなった。


困りごとは多いものの、優しくて面白い子どもたちは私にとっては代わりがいない宝物なので、怒ったりヘコんだり謝ったりしながらも、ずっと大切に育てていきたいと思う。

私が彼らに出来ることなんてさほど無いし、自信も無いけれど。