遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

すれ違いのパン屋さん

この日記でちょいちょい話題に上るパン屋さんのこと。

…昨日も…会えなかった…。


いや、厳密には、見かけたのだ。

しかし、買いに行くことが出来なかった。    

仕事でひどくバタバタしている中で、「パン買うので抜けます」なんて言えず…あえなく、遠くから見送り、不本意ながら立ち去った。


別にいいのだ。
パンが買えなければご飯を炊けばいいわけで、死ぬわけでもないわけで、私が買わなくても誰かが買うし、客の私が買う買わないを判断するのは自由なわけで、買わなくたって誰も咎めはしないのだ。


ただ、最近ちょっと気付いた。

大した量を買うわけでもないけれど、パン屋さんが来たら会いに行ってしまうのは、多分その「人」に会えると嬉しいからなのだ。


天気が悪い話とか、コロナは嫌だねって話とか、栗が出るなんて季節が秋になったんですねとか、そんな些細な話を5分くらいするだけで、何だかすごく嬉しい。


事実、それがあまり出来ない、時間の拘束がいつもの7割増しの先週今週は、仕事の中で殺伐としているか、全力で人工スマイルをしているか、だ。


もしかしたらコロナでなかなか親しい人に会えずにいる今、思った以上に、実は私はちょっと寂しいのかも。
些細な交流がこんなにも嬉しくて楽しい、というのに気付けたのは、素敵なことかも。

住宅の営業の担当さんも然り、誰かと会って笑って話せる時間は、貴重だ。


…来週こそは、会えたら良いな。パン屋さん。