遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

最後の嘘

YouTubeを見ていたら、松任谷由実の「最後の嘘」という曲が流れてきた。

その曲は、確か母親も父親もまだいた頃、車のカセットテープから流れてきた曲だった。


音楽は記憶を呼び戻す、というのは本当だ。


小学校低学年くらいだった頃の自分や、乗っていた車の窓の外の景色、大人たちに一応守られてはいたけれど、本当は辛うじて保っていた家族の輪郭。


そういうのが、いきなりうわーーーっと蘇ってきてちょっと怖いくらいだった。


母親も父親も、感情のままに生きる人だった。昔から。

そんな当時の記憶の中で
「お願いだから、ケンカしないで」
「どっちも好きだから、お願い、キライなんて、いわないで」
「似ているのが嫌だっていわないで」
「泣かないで、怒らないで」
と言っている自分がいる。





私が、人一倍争いが大嫌いなのは、いつも物事を敵味方に明確に区別して捉えて、攻撃しようとする周りの大人を見てきたから、というような気がする。


そんなことを思っている矢先に、母親から電話が来た。祖母の具合は、相変わらず悪いらしい。
相続争いの余波もまだひどいらしい。
そんな母を、大丈夫さ、大丈夫、と励ます。


どうしても電話に出ると、しっかり者の長女になってしまうのだが、本当は時々、誰かに甘えたくなるときもある。


ここ数日、あまり前向きなことが書けないということは、もしかしたら疲れているのかも。


というより、正直に言う。

かも、ではなく、本当に、ここ数日、疲れている。
勝手に涙が出そうなほど、疲れている。
雪道の怖い運転も、何とか改善させたとはいえ三密ギリギリの中で毎日6時間もたくさんの人前でしゃべる仕事も、気力体力をガンガン使ってしまう。


子どもたちへのあたりも少々きついのが、我ながら分かるので、反省するけれど、思うように体が動かず、困る。

土曜日に友だちを家に呼びたいと言った息子に、頼むから、この土日は出かけるとか人を呼ぶとか、しないでほしいと、頼んでしまった。ごめん。息子よ。

全然中身がない、少し暗い日記になってしまった。