遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

割とレアな資格を取った記憶

今週のお題「試験の思い出」

色んな試験を受けてきた学生時代の中でも、多分割とレアな試験だったのは、ロシア語検定だったと思う。

当時は受験者数が少なすぎて、近場ではうけられないレア過ぎる資格だった。(今も…?)


大学でロシア語を学んでいたので、力試しのために受けてみたくて、教授に相談して受けたのだった。

筆記試験は英検のそれに近かったような記憶がある。

ただ、ロシア語は英語と違って、語順はそれほど重要じゃなくて、日本語のように入れ替えてもまあまあ通じる。

代わりに、露語作文や、口述試験が大変だった気がする。

今はきっと変わったと思うが、当時は受験生の目の前に一人一台マイクと録音機器が置かれて、テーマに沿ったロシア語を即興で話すということをした。

つまり、発音や文法を正確に記憶していないと、筆記は良くても口述試験が通らない。

とても緊張したが、私は当時ロシア語を猛勉強していたので、むしろその難しさすら楽しかったような記憶もある。

そんなこんなで、3級までは一発合格で取得した。



2級からはいきなり難易度がどーんと上がるので、合格は遠すぎる夢のまま今に至る。

語学は使わないと忘れるので、最早、今は4級すら受からないかもしれない。というか多分無理。
それでも、すっかり忘れたら悲しいので、時々意識して使ってみることもある。
買い物のメモとか、会社の自分用のメモとか、子どもたちの宿題のサインとか。

それを見て、子どもたちも少し興味が湧いたようなので、世界には色んなことばがあって色んな人が住んでいるんだよ、と、オリンピックを見つつ話したりもした。

一方で、ここ最近の悲しいニュースについては、知りすぎると必ず、必ず涙が出るから、敢えて、子どもたちには教えすぎないように、私自身も細かく知りすぎないようにしている。そして祈る。


色々あるけれど、勉強することは悪くない。
ロシア語の流れるような響きや、英語や日本語と相通ずる部分があることを知って、世界は広いけれどどこか繋がっているという面白さも感じる。

この先は試験という型にはめるのにこだわらず、好きなことばを完全に忘れてしまわないように、趣味の1つとして細々と学び続けていきたい。