遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

月と木星

きれいに撮れた。月と木星
きれいだったのでしばらく眺めていた。


昨日は、次男の誕生日だった。

8歳か。早いなぁ。

8年前の今頃は産院で過ごしていたと思うと、何とも言えない気持ち。

次男を産んだとき、数日間貧血で起き上がれなくて、年末年始でどこの病室にも旦那さんが泊まり込んだりみんながお見舞いに来たりしてワイワイしている中、うちだけ誰も来なかった。

お正月で泥酔してお見舞いを断られた元夫は論外だが、上の子を預けた自分の実家の人たちも、時々連絡くれても良いのに、と寂しかった。

寄り添ってくれる人はなく、生まれた次男は哺乳する力が弱くて体重が減り…

先生から「次男くん、心雑音もあるし哺乳する力弱いから、経過観察したいから2日間入院延ばそうね」と言われた。
そのとおりにしたその夕方に病室に夕食を置きに来た看護師から「え、入院延ばすの?お金かかるんだよ?一人で面倒見れないの?部屋も少ないのに?」と言われて、何かがキレた。

食事を一切食べず、ひたすらわあわあ泣いて子どももナースステーションに「いりません!」と託して、何を持ってこられても突き返して、看護師が数人で情報共有不足だったと謝りに来たのも許さず、とにかく泣いて泣いた。


そのあとも、私なんかいらない、もう消えてしまいたい!、などと騒いで、あまり人にも会わなかった。


退院するとき、カウンセリングのような時間をじっくり取ってもらったあとで、産院からは正式に謝られたが、未だに思い出すと泣きたくなる。

お産のときの恨みは一生続くというのは多分ホント、と、世のこれからパパママになる人には声を大にして伝えたい。



そんな嫌な思い出があったことを…これまではなるべく記憶の隅に追いやっていたのだが。

昨日は月を見ながら、

本当に頑張ったよね、私。
偉いぞ。8年前の私。そして今までの私。

と、小さな声で言ってみた。


ようやく何だか、ほんの少し、嫌な記憶を手放すことが出来た。