起きたらリビングに乗っていた仮面ライダーフィギュア。
長男曰く「宝塚歌劇団を目指しているライダー」とのこと。ダンスに向けてストレッチ中らしい。
状況がピンポイントすぎるし、ライダーが男性ならそれは叶わぬ願いだなぁと、表現のクセの強さに戸惑った日曜日の朝だった。
私の趣味嗜好が反映されてしまっている…!影響されている…(-_-;)と、心のなかでツッコんでしまった。
そんな昨日は、朝から妙に頭痛がしていたけれど、無理して色々動いていた。彼も来て泊まっていたのだが、具合悪いことを昨日は何故か言い出せなかった。
そんな中で、長男と次男が盛大に喧嘩を始めた。
長男は、最近学校で覚えてきたらしく「バーカ!」「ねぇ、馬鹿にされてどんな気持ち?」というような煽り方を次男にしばしばする。
繰り返しやめるよう注意したが、あまりにも執拗なのに堪忍袋の緒が切れた。
彼の目の前で、思いっきりブチギレた。
ちなみに私は、ブチギレるとものすごく方言丸出しで、実家の方の訛りが全開になる。苦笑
「おめぇらそったらこどばっかりへぁってんじゃねぇぞゴラァ〜!」
(訳 あんたたちそんなことばっかり言うのはやめなさいコラ)
「〇〇(長男の名前)、おめぇどーしてそったらこどばっかり弟さしゃべる?あ?」
(訳 〇〇、あんたは何故そんなことばっかり弟に言うの??)
「何回しゃべったらきぎわげるんだが、このほんずなすが!」
(訳 何度注意したら言うことを聞くんでしょうね、このわからず屋!)
「学校でともだぢがらそういわれだらおめだってあだまにくるべ?どうしておまえがやんたことをおどーどに平気でやるってさ」
(訳 学校で友だちにそう言われたらあんたも頭にくるでしょう?どうしてあんたが嫌なことを弟に平気でやるんでしょうね)
…文字に起こすと違和感しかないが、こんな感じでひたすら岩手県内陸と青森県南部寄りのミックス方言丸出しでブチギレてしまう。
これを聞いていた彼、ポカーン…( ゚д゚)
ちなみに彼の名前は、実は偶然にも長男と全く同じ。
奇しくも彼にブチギレたみたいになってしまった…
ああ、百年の恋も一気に冷めた、と思い、ほとぼりが冷めた頃、「ドン引きしたでしょう?」と聞いてみた。
すると
「いや、ほとんど何言ってるか分かんなかったっす。叱ってるなとは思ったけど」
…とのこと。
彼の実家と私の実家は、同じ岩手だけれど直線距離で100キロ以上離れているので、方言が違っていて何も通じていなかったらしい。
そもそも彼は県外生まれの岩手育ちらしいし。
よかった…のか…?
ちょっとモヤッとしたまま日曜日は過ぎていった。
きっとこれからも、こんなことはあるだろう。
それでも嫌いにならないといいな…と思うと同時に、もう少し穏やかな心で子育てをしたいものだと思った日曜日だった。
…でも…本気で言うべきときは多分、またガッツリ言ってしまうけれと…