遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

涙の跡を隠す

YouTubeMusicをよく利用する。

YouTubeが選んでくる「あなたへのオススメ」には、しばしば宇多田ヒカルゴスペラーズ、シティポップの色んな曲が含まれてきてきたのだが、最近は頻繁に音楽を聴きたがる息子たちの好みに寄せられて、10-FEETとかP丸様。とか、他のアーティストにその座を奪われかけている。
それはそれで、悪くないし好きなのだけれど。


そんな中に混ざっていたらしく、突然イヤホンから流れ出した宇多田ヒカルの「サングラス」。

懐かしい。
アルバムも持っている。
この曲を初めて聴いたのは中3とかそのくらいだったはずだ。

有名な曲もとても好きだけれど、アルバムの途中にさりげなく入っている曲もとても好きで、何度も何度も聴いたっけ。


特にもこの部分の歌詞…

“いつも強がりばかり 
意地張って笑ってるけど
ホントはね泣きそうで
臆病なPretender”

中学生の頃から何ら変わらず心に刺さる。まるで私そのもの。


…小康状態だったのに、またもや、よくわからない職場での嫌がらせが、日によって復活したりおさまったりする。


いわゆるアルカイックスマイルで誤魔化して何もなかったことにしていたつもりだったが、信頼している上司との面談の機会があり…
「このままならば、私は他部署への異動を申し出るか、転職活動を始めるかもしれません」
…と言ったとき、不覚にも涙が出た。



やっぱり、誰かのむき出しの敵意や嫉妬にノーガードで触れるのは、少なからずダメージだったらしい。我ながら。


なんだかんだ言ってやりがいのある仕事だから辞めたくはないし、仕事で泣くなんてホントは嫌なので、ホントにサングラスをしたい気分だった。
サングラスは無かったが、マスクをしていたので、目立たなかったはずだ。…多分。


その後はどうにか気を取り直して、この先の仕事の話や、資格試験の話をして、前向きに面談を終えた。


色々あるが、世界は今自分が見ている場所だけではない。視野を広く、いい意味で、鈍感に。


サングラスの歌詞にも


“こころにかざしあう
影だけでふれあえる
誰かが私にもいる
今日も巡り合う”


というフレーズがあるように、
私を支えてくれる、つながっている、案じてくれる人は、周りにたくさんいる。
そしてこれからも、出会うはずだ。

今が世界の果てでも全てでもない。きっと。