遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

daybreak

今朝、ふいに目を覚ましたらまだ明け方午前3時半くらいだった。



外は仄明るい藍色だったので、カーテンを片側だけ開けて、寝ぼけたままカメラを向けた。

藍色。キレイ。

…ちょっと分かったことがあった。

私、多分無理していた。


仕事では、一部の同僚にどんなにシカトされても何か言われても、全部飲み込んで何もかも前のまま接していた。
相手が重そうな荷物を持っているのを見かけたら前へ行き戸を開けたり、電話が来たとき忙しそうなら少し代わりに聞いておいたり、と、前と同じようにしていた。
は?と怪訝な顔をされても舌打ちされてもスルーし続けること数週間。

今週、電話の取次のあとで「まー(←※私の本名)ちゃんありがと」と言われた。会議から戻ったら、机の上にお菓子が置いてあった。


そして今週は、一応、あからさまには無視されなくなった。

少しホッとした。
少しじゃないかも。かなりかも。


別に恩着せがましく仕事で助けていたわけじゃないし、ご機嫌を取ったわけでもない。
こちらはこれまでと何ら変わらず振る舞っていただけ。仕事で助け合うのは当たり前。感情はまた別物。


だけど、やっぱり心の底では、突然の他人からの敵意が怖くて仕方なかったのは本音。


内心気がかりだったのだと思う。
先月くらいから明け方に時々ふいに目覚めてしまい、酷いときは窓の外を見て、夜が明けるまで音楽を聴きながらべそをかいていた。アラフォーのくせに。



定年後に他部署で再雇用されている元上司に、「あなたは入社した頃からそうだが、辛くても楽しくても笑っているから、その反動がどこかで来ていないのか心配だ」と、言われたのだが、まさにそうかも…とここ最近、明け方にうとうとしながら思っていた。



基本、1人には慣れている。
物理的な1人も、心理的な1人も。

昔から度々、つらいことと良いことは波みたいに交互にやってきて、その度に少しずつ強くなった…つもりだったが、やはり無理は度を越すと祟るんだなぁ。


逃げちゃダメだとエヴァンゲリオンのシンジくんが言っていたように、私も背負うものから逃げることは出来ない。
子どもたちのためにも、無敵の強い母さんでいなければいけない。


でも、ホントにつらいときは、明け方1人で、キレイな空を見て、心細くなってべそかいたって、良いのかも。
私は周りが思うよりずっと、小心者だし弱い。それでも良いんだと思う。